二次創作をのせることを目的に、ブログ運営を練習中
付き合い始めるまで後一押しな感じの加速です。短いです。
ちゅーもなんもないですが、CP有のつもりで書いているので
苦手な方はご注意を。よろしければ追記よりどうぞ。
「お前、今ソニックに見とれてただろう?」
クイックが頼んでもいないのに、定期的にソニックを洗車しに来るターボに聞いた。いつの間にそんなに揃えたのか、籠いっぱいの洗車グッズを抱えてソニックの傍らに立ったターボは、ゆっくりクイックを振り返る。大きなサングラスの向こうの表情がどうなっているのか、いまいちよく分からない。その上、感情に起因すると思われる行動の定義が不安定で、たとえば『今嬉しいだろう?』とかたずねると固まってしまうのだ。だからこの時も、ターボは固まってしまった。見とれるとは、どんな気持ちで見ることなんだろうか、分からなかったようだ。そんなターボに優しく微笑みかけながら、クイックが口を開いた。
「ソニックのこと、細かいところまでよく見てただろう?」
「あぁ。」
くすくす笑いながら、クイックが頷いた。それだよと言って、ターボを指さす。こういう時にどれだと問い返しても、クイックは笑っているだけで答えてはくれない。これがそういうことなのだと、感じればいいじゃないかと言ってただ笑っているだけ。その顔はいつも、いつまでも見ていたくなる。
「クイックの顔を、ずっと見ていたいのも、見とれるということか?」
一瞬クイックの目が見開かれた。ターボから視線がそれる。少しだけ間があって、珍しく答えが返ってきた。
「ばか。」
ばかと言うわりに、クイックの顔は笑ったままで、目元が少し赤かった。
PR
Comment form
カレンダー
フリーエリア
最新コメント
最新記事
(02/28)
(07/07)
(02/17)
(02/15)
(02/14)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
心太
性別:
非公開
自己紹介:
はじめまして。二次創作ブログどころか、ブログ運営も初心者ですが、がんばってやっていこうと思います。なにか不都合等ありましたら、お手数ですが拍手よりお知らせください。
ブログ内検索
最古記事
P R
カウンター
アクセス解析